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こんばんはー、和井です。
何に当たったのかお腹が痛いです。
出来るだけお薬のまないで菌の力を借りてヨーグルト的なもので治したいんだぜ。


さて、本れびゅ。
今回は私の精神状態のせいで優しい話特集なのだぜ。



『エミリーへの手紙』―――――キャムロン・ライト
エミリーへの手紙
アルツハイマーで死去した祖父が残した詩集と仕込まれた謎と孫娘への手紙。
そして、壊れていく家族と再生する精神。
ああ、こういうメッセージっていいなあ・・・・・と静かに感動できる本でした。
読んでるとき結構精神的に辛かったので余計に。
っていうか、詩とか書けるってすごい良いですよね。日本はあまり普通の人が詩を書いたりする習慣ないけど。
しかし、祖父であり、手紙を書いたハリーはあまりにも辛い人生で、子供達ともすれ違い続けた人生だったけど、とても素晴らしい人だったと思うのです。
表題になっている孫のエミリーより家族の大人達にスポットが当たり続けていたけど、この少しほろ苦い物語は子供の視点がない方が良かったのかも知れません。


『少女探偵は帝都を駆ける』―――――芦辺 拓
少女探偵は帝都を駆ける (講談社ノベルス)
短編集。
表題に『帝都』って書いてあるけど、主な舞台はモダン・シティ、商都大阪。
東京として帝都栄えた頃、大阪は新しもの好きな府民性もあってモダン・シティとして栄えていました。
芦辺さんの大阪ノリは大好きです。
ミステリ短編集だけど、細かい仕込みやトリックが面白いので軽いスナック感覚で読める本格ミステリです。
鶴子ちゃんが超可愛いです。そして鶴子ちゃんを毎回引っ張り出す新聞記者の宇留木くんのコンビがなんかニヤニヤしちゃう出来。
他の芦辺作品にちまちま出てる二人だけど、是非とも数年後の彼らを続編として出して欲しい!!
探偵もの、1930年代のモダンもの、小ネタが好きな私にはかなりツボでした。


『f植物園の巣穴』―――――梨木香歩
f植物園の巣穴
非常に梨木女史らしい、レトロな異世界の植物園のはなし。
ある植物園に赴任した主人公・佐田は神主が守る樹の巣穴に落ちてから現実と非現実の曖昧な世界に飲み込まれる。
佐田の心の中にある迷宮の、梨木版アリスって感じです。
佐田の人生に関わる幾人もの”千代”、植物園の巣穴らしき樹の洞と己の中の洞。忘れた記憶、河童と稲荷。
それに植物が交わって、非常にグラフィティな迷宮の、絵。
最初は全く何が何だか分かりませんが、読んでいくうちに彼が木の洞を通って産まれなおしていく過程がきっちりと描かれたおはなしであることが分かるのです。



今日の一曲:Syrup16g「吐く血」
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