上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
こんばんは、和井です。
雨降りです。じわってするのがうっとおしいですね。
せっかくベッドのマットレス、10年使ったのをちょっと奮発して替えたのに、こんな時期じゃうっとおしいばかり・・・・。
でもうちの犬猫たちに大人気です。みんな寝てます。
時々蹴り合ってます。


『やんごとなき読者』――――アラン・ベネット

やんごとなき読者
薄くてするする読めるのに、時々くすっと笑えて読み終わった後少し苦い気持ちになる、素晴らしい小説でした。
いろいろ小難しい話も展開しますが、そこは戯曲作家でもあるベネットのこと、描写がとても上手くて読みやすい。

エリザベス女王陛下がある日読書に目覚めてしまい、本を読む習慣のない貴族階級や、お付きの人々がてんてこ舞いしつつ、当の女王は次々と読み進め、そして・・・・・、という展開。
でも女王陛下の立ち振る舞いだとか周りの天手古舞いぶりだとか、本を夢中で読んでるときの「ああ、あるある!!」だとか凄い面白いです。
でも内容とかは↑の通りなんですよね。
人間描写や風景描写が上手くてテンポが良いのでこれは読まないとわかんない感じ。
しかし、ラストへ向けて王とは何か、権威とは、臣民とは何か?というテーマへ持って行くのは上手いです。
イギリスならではの小説だと思います。


『ゼロ年代SF傑作選』―――アンソロジー

ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
SFマガジン編集部による新世代を担う作家たちのよりぬき傑作選。
私はマルドゥック番外編と海猫沢めろんの短編を目当てに買ったのですけども。
マルドゥック番外編はとある事件の時のボイルドとウフコック。この事件があって、もしウフコックが滅びることになったとしても誰かが必ず彼を覚えてる、と言う救いがありました。
で、海猫沢めろんは流石にまたもストレート球なんか来る訳がなく!まさか多次元宇宙と天才と天災と隣に座った女の子に河原で拾ったエロ本を絡めてくるとは思わず・・・・、アルフレッド・ベスターやウィリアム・ギブスン好きな方は絶対チェックすべし!
長谷敏司は「あなたのための物語」の世界のその後の物語。人種とは、アイデンティティとは、とかなり重厚なテーマでした。
新城カズマの入れ子細工の物語もなかなか新城カズマらしくて良かったです。
アンソロジーとしてと言うより、ゼロ年代作家の入門編として最適ではないでしょうか。
是非、一読し、好きな作家を見つけて貰いたい!

 
『少年テングサのしょっぱい呪文』――――牧野修
少年テングサのしょっぱい呪文 (電撃文庫)
ふと、本屋で新刊コーナーを見たとき、「あ゛?牧野修が電撃文庫?」てなりましたwwwww
でろでろなホラーとかグログロなSFとか普段書いてます。割と耽美系です。
『傀儡后』大好きです。
そんな人が可愛いイラスト付きで電撃文庫・・・・・・、と思って読んだら、少年の莫迦と初恋と邪神が絡み合う青春小説でしたwwwwww
牧野さんなので、内容的に結構ぐろい描写も人間の暗黒やら色々ありますが、最終的に気持ちいい青春小説。
邪神が法人として存在するそんな現代にいる莫迦な高校生と彼らが集う喫茶店のマドンナと、小さな事件が積み重なってとある大事件が発生。
でもラストはどんでん返しで泣けます。
キャラも凄く好きだったので是非2巻目も期待したいところです。
傀儡后 (ハヤカワJA)


今日の一曲:coldrain「Die tomorrow」
Secret

TrackBackURL
→http://kazuix.blog17.fc2.com/tb.php/1026-7e9cc991
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。