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こんばんは、和井です。

はじめて人が携帯を水没させる瞬間を見た(ハチクロ風)。
無事だったのはアドレス帳だけでした。彼女の3年間が一瞬で水の中へと消えました。
「この水、レメディーにして飲みたい・・・・」とは言ってた様な言ってなかったような(どっちだ)。

ここんとこバタバタしてました。
子猫の世話も結構大変で・・・・。お腹の弱い子だったらしく、試行錯誤の日々。
お腹が弱くてすぐ下すので思うように体重が増加せず、脱水と栄養失調防止の為未だにミルクを飲んでます。
流石に拾って23日、拾った日の倍の大きさになり、基礎体力がついてきたのですが、この急激な気温の変化は心配・・・。
人間も気温の変化について行けず、風邪っぽかったりなんだったりが大変。
でもPCに向かってるとちっちゃな身体でよじよじとのぼってくる。可愛いなあ(デレデレ)。


さてさて、すっかり猛暑で忘れてた秋の夜長に本レビュー。

『ペンギン・ハイウェイ』―――――森見登美彦
ペンギン・ハイウェイ
今までの路線から全然違う方向へ方向転換で、大丈夫か、と最初は思ったのですが、まさか、こう来るとは。
今までの幻想文学からSF路線へ変更?いえ、やはりこれも少年のあまりにも優しく美しい幻想です。
ある日、海辺の町に突如現れるペンギンたち。
それを研究しようとする風変わりな天才少年。
そして全ての鍵であるおねえさん。
一体ペンギンたちはどこから来たのか。ペンギンとおねえさんの関係は?
雨の幻想、ラストの悲しさ、子供たちの世界とすこしの優しさ。
森見ワールドなので少年もガキ大将も淡い恋心の少女もおとうさんもちょっと変わり者です。
児童文学と思いきや、これは全年齢向けですよ~。みんな読んで欲しい。
あまりにも美しすぎて、これは是非にも映像で見たい、と思いました。
特別に美しいCGで、雨の中に傘に花を咲かせ、ペンギンたちを生み出して欲しい。
これは、本当に優しい、美しいSFです。



『数えずの井戸』―――――京極夏彦

数えずの井戸
枕にできる分厚い本を買って帰ってきてずっと枕の横に置いていたのです。
夏のさなかに一章づつ読みました。

今までの京極テイストを受け継ぎながら、人の狂気が生み出す増大(プラス)と虚無(マイナス)を書ききったものだと思う。
『嗤う伊右衛門』『覗き小平次』に継ぐ物語三部作目としたら三作目で素晴らしい飛躍を遂げたように思う。
この物語に主役は居なくて、一人一人の狂気が増大し、虚無を見つけていく乗算の結果を書いたのがこの小説のラストで、その象徴が”井戸”なんだろうなあ。
いや、久々に京極ワールドを読み切った!感いっぱいで、この分厚さだけの満足感は味わえました。
でも・・・・・、やっぱり悲しいです。救いがあるなしじゃなくて。
鬱の時は読まない方が良いwww。
あ、ちなみに『死ねばいいのに』はまだ読んでないです。楽しみです。


『神は銃弾』―――――ボストン・テラン
神は銃弾 (文春文庫)
やー、久々に”物語にのめり込む”感覚を味わわせて貰いました。
カルトとかヤク中のギャングとかネタ的には古い感じもするけど、人の絶望っていのうは普遍だと思う。
あまりにも残酷だし、殺人の描写も細かいのでそういうのが嫌いな人には向かないと思いますが、このスピード感、誰もかれも仮面を被ってどうしようもない登場人物たちの中で異彩を放つヒロイン・ケイスがかっこよすぎてしびれまくりです。
ケイスの理論は極論だけど、この表題は最高。読まないとわかんないけど。
家族の復讐と娘の奪還の為に向かう主人公ボブよりケイスのが10倍頼りになってかっこいいってのはどうなんだかwww
いやしかし、ケイスの生き様を見るだけでも読む価値はあり!でした。
アメリカの銃バンバン撃ちまくる小説で対話の場面こそが読み応えがあるってのも珍しいです。
B・テランの他の小説も読みたい。



今日の一曲:LA ROUX「Bulletproof」
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