上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
こんばんは。

閑のあるときにちくちくとフェルトで縫ったネズミの猫おもちゃ、一昨日目を離したスキに犬の茜ちゃんが持って脱走し、しがんだせいで犬のよだれまみれとなり、凄く哀しい姿になりました。
もう一つあったのですが、そっちはお兄にゃんずが取り合いをして、暴れて綿が出ました。
短い命でした・・・・。


『樹環惑星―ダイビング・オパリア―』――――伊野 隆之
樹環惑星――ダイビング・オパリア―― (徳間文庫)

日本SF新人賞受賞作。
でも今年で新人賞の方はなくなる模様で、かなり楽しみにしていたので哀しいです。

で、最後の受賞作。
非常にリアルで、かつ作り込まれていて、”冒険小説”と銘打っているものの、プロジェクトX的な面白さと、人間ドラマがすごく良くて引き込まれました。
科学技術の進んだ未来、惑星オパリア。
オパリアは森の世界。そして、その森が恵みを生みながら、入植者である人間には有毒な化学物質を生み出します。
この小説はオパリアで森を研究する女性科学者、スカイダイビングに魅せられた青年、オパリアを中心にする星系に蔓延する悪質な違法ドラッグ、そしてそれらの背後に見える巨大利益を生む企業。
そうした人間の目線で見たストーリーが平行に進む中で少しづつオパリアの異変が垣間見えてきます。
いかにも!なSFっぽい感じは少ないながら、さり気なく面白いガジェットが挟み込まれていたり、現代の環境問題と巨大企業に通じるものが見えたり・・・・、とかなり面白く読ませて、かつ平行する物語の収束の仕方が上手くて、読ませました。
著者は新人という若さではないにしろ、これからの作品がかなり楽しみです。


『月のさなぎ』――――石野 晶
月のさなぎ
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

隔離された空間に集う異形の少年少女(というか彼らには性別がないんだけど)たち。
そこに起こる事件と外から来た一人の少年。ていうと恩田陸さんとか初期の長野まゆみさんっぽいかんじ?
外界から隔離している森や学院の雰囲気とか一人一人の描写とかが凄くいいんですよねえ。
提示された問題はラストでも全く解決されてない感じもするけれど、青春小説としてはかなりのものって感じがします。
謎解きやら世界観やらに無理に重きを置かないで、特殊な学園に集う”月童子”という成人するまで性別を持たない子供たち、っていう特殊なセカイと彼らの成人するまでの短い時間っていうところにポイントを置いたのが良かったかと。
ミステリーっぽいけどミステリー自体が主点じゃないので。
アリプロとか好きな日とはたまんないと思うなあ。

主人公・薄荷の恋と薄荷の親友・空の恋が対称を成して、その終わりが物語の終わり。
そんな中、彼らを迎える世界はやさしくはない。
青春小説です。あまずっぱいです。


『死んだ女は歩かない』――――牧野修
死んだ女は歩かない (幻狼ファンタジアノベルス)
地上から病気を根絶する目的で作られた寄生虫が、男は異形に、女性は異能者にしてしまった!
そんな掃きだめの町のスーパーウーマンたちの活躍!
・・・・・・・・・・・ってな感じです。牧野さんの言葉を借りると「女だらけのX-MEN!ポロリはないよ!」だそうです。
多分牧野さんは好きなものをぶっ込んでノリにノリまくって書いたと思われます。牧野節全開です。
とにかく女性が強いよ!強い女が好きな人はたまらない。
私はゾンビと超能力者が好きなのでめっちゃ面白かったです。
私はジョシコーセーな無苦ちゃんと女性陣に押されてる天才少年蟻塚くんがかなり好き。
よく考えればかなり悲惨な話が多いんだけど、とにかくヒロインズが強いのとキャラがノリまくってるので悲惨な感じが全然しないんですよねえ。
なんか続編もありそうだし、主人公で保安隊長で最強ウーマンな乾月さんの目的も全然果たされてないし、続きが楽しみ。


今日の一曲:ALI PROJECT「絶國TEMPEST」
Secret

TrackBackURL
→http://kazuix.blog17.fc2.com/tb.php/1075-fc094e01
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。