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2007.03.15 感染する叫び
和井です。
友人が「ラジオで流れてたんだけど、『戦場のボーイズラブ』って言う曲、いいよね!誰の?」と聞きました。
『戦場のボーイズライフ』(©小沢健二)が正解です。こんばんは如何お過ごしでしょうか皆様!(ヤケ)



黒沢清監督『叫』を見に行ってきましたよー。
面白かったです!
特に私は黒沢清作品は『回路』から入った人なので前回の『LOFT』より良かったかも。
黒沢作品初の本格ミステリとのことでしたが普通に怪奇映画でしたけどね(笑)。
でもちゃんとミステリーしてて、最後まで息つかせてくれなくてさらにラストのどんでん返しの突き落とし感はなかなか。
後味の悪さは黒沢作品ならではというか(黒沢作品で後味がいいのってあんまりない。勿論良い意味で)。
あとキャスティングの妙ですね。
混乱していく『内側』の映画のなかで唯一『外側』の人間である精神科医役のオダギリジョーが良かったです。
それと、幽霊の葉月里緒菜!もーあれだ、普通に何もしてなくてもいるだけで怖いよ!
あと幽霊モノで、感染する怪奇ってよくあるパターンだと思うんですけど(黒沢監督も『回路』でやってるし)、感染経緯と被害者と加害者、ミステリーが合わさった結果、かなり目新しくて面白いものが出来上がったと思います。
特に怪奇譚なんかだと、原因と結果と言うミステリ要素が入って来る訳で、相性が良いんですよねー。
最後まででちゃんと説明があって後味悪いながら変に気持ち悪くならないのも珍しい。
地震、埋立地、赤い服、海水、不安等の現代社会の相性の良いパーツを組み合わせてシンボルにしたのも良かったのかもしれません。
インデックス化といいますか。
幽霊譚の古典・ヘンリー・ジェームズの『ねじの回転』を読んでいたのでこういう狂気/怪奇の薄氷と理不尽な幽霊現象みたいなのが響きあっちゃっててなかなかでした。

でもラストはJ-Horrorのゴッドファーザーの面目躍如と言うか、女の戦いって幽霊になっても恐ろしいですね…。
暫く空き家の窓とか鏡とか不用意に覗けなくなっちゃったよ…。

黒沢清作品はノベライズも面白いので本から入るのもいいかもしれませんね。
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追記。
本屋さんで魔界都市ブルースの新しいのが久々に出ててなんとなんとイラストが小畑健ではないですかー!!
すげー!小畑絵の秋せつらと白いお医者さんすげー!
問答無用に美形の大安売りな菊池作品が、小畑絵で…!
内容は兎も角(えー!)絵だけで買う価値はありですわ。
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今日の一曲:鬼束ちひろ「Arrow of Pain」
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