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こんばんは、和井です。

やっぱり疲れてたらしくて寝てました。ちょっとこう、無駄にしたような気がする日中を。


では、久々にほんれびゅを。


『デイ・ウォッチ』
セルゲイ・ルキヤネンコ/ウラジーミル・ワシーリエフ
デイ・ウォッチ
今回から共著になった、『ナイト・ウォッチ』の続編。
主人公は変わるのですが、ちゃんとあの一年後の話で繋がってます。
てか、いつの間にか三部作のはずが四部作になってる…。
前回のナイトウォッチより、両者の在り方がはっきりしましたね。
他の国のウォッチたちも出てきましたし。
あと、異端審問官と裁判という制度がどうなんだろーとか思った。

第一部主人公のアリサのあり方もでしたが、第二部の自分自身何者か分からない、みたいな主人公がどう繋がるのか?ラストで納得でした。
しかし今回は辛かったなー。アリサもそうだけど、闇陣営!
つか、相変わらずアントンムカつくなあ、ごちゃごちゃと男のくせに!(笑)。
あと、闇ボスのザヴロンと光ボスのゲセルがやってることあんま変わんないように見えるのは気のせい?
ザヴロンとゲセル、どつきたくなります。
スヴェトラーナがちょっといやかなりかわいそうな状態です。
しかしこのチェスのごとき駒の争いと心理戦もまた伏線ぽいのでラストでどう決着つけるのか気になる。
今回もまた、「つづくっ!」(エウレカセブン)な内容だったのでまた待つのか・・・・・・待てるのか・・・・・・。


『Self-Reference ENGINE』円城 塔
Self-Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
気になってたんですが、なかなか読んでなかったので。
読めたー!つか3日かかったー!
人工知能を扱ったSFとしては新しい地平を開いたといっても過言ではないのでは。
少しづつのぶつ切りのエピソードの連なりに見えて実は・・・・・。という。
人工知能に起こった“なにか”が時空に影響を与え、世界を変えた事件『イベント』を中心に話は進む・・・・・・。
む、難しかったですが少し浮世離れした雰囲気が現代文学っぽくて好きでした。つか、ちゃんと文学してるのだよね。
デビュー二作目とは思えないこなれ方。
人工知能が確立した『巨大知性体』という存在として描かれているのも面白い。
そして時間概念が狂った世界なので、量子学的な話も入ってくんですよね。
ラストもにやり、でした。もっと知識あれば面白いんだろーけど和井の人工知能の知識といえばゲーデルをかじったくらいで、あとノイマン博士の伝記っぽいのを読んだきりなんで、チューリングとかも本気だして読もうかなあ。


『楽園』上・下宮部みゆき
楽園 上 (1)楽園 下
『模倣犯』の続編っぽいつか後日談っぽい感じの作品。
模倣犯に出てきた前畑滋子のその後を描いた作品。
あの事件の後ルポは書かず、小さな会社に勤めていた前畑滋子のもとに奇妙な“依頼”が舞い込み、事件が始まる・・・・。
しかし、この作品はある意味、模倣犯の事件に関わった皆の再生と再出発の物語であったようにも思います。
宮部さんの小説って、どうしようもない人間も悪人も善人もみんないるんだけど、全体に漂う哀愁と、宮部さん自身のキャラクターへの愛を感じるんですよね。
だからどんなにやるせない状態でも辛くならない。
すごいです。


『めぐらし屋』堀江敏幸
めぐらし屋
和井の大好きな、堀江敏幸の最新刊。
いや、だいぶ経ってるけどまあ、いいじゃないかー。

蕗子さんのお父さんが死んで、父母別れていた挙句母が早くにしんだ蕗子さんはお父さんのことをあまり知らなかった。
そんな中アパートを片づけに初めて父の住まいに行った蕗子さんが「めぐらし屋さんですか?」という不思議な電話を受けて物語は始まります。
とはいっても蕗子さんの日々は地味に続いて、父親がめぐらし屋として何がしたかったのか仄かに判るような判んないようなところで話は終わるので、そんなに特筆すべき事件も起こらず、地味な話です。
でも、じわっと来るんですよね。
て、いうか堀江教授の作品でものすごいエンタメな作品ってないですね。
「何かをめぐらせて、ほんのすこし生きやすくできるように」そんな感じのあったかさがあります。


『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』が映画化だそうで、嬉しいけどかなり不安なんですけど。どーよ。



今日の一曲:ハラフウミ「夢を誓った木の下で」
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