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こんばんは、和井です。


川端康成の名作短編が原作のドイツ映画「眠れる美女」見てきましたよー。
和井は川端康成が割と好きで、特に後期のものが結構好きで、でも映画化されてるヤツはいまいちってのが多かったり。
そんな中、今回はドイツ映画ってのもあって、どんなかすごく気になってました。

で、感想は、原作は短編な事もあり、エロスとタナトス、フェティシズム、デカダンスと言ったものを混入させつつな作品で、異端のエロスについては同じく「眠れる美女」に入っている短編「片腕」に負けるのですが(「片腕」はある男が美女に一本の腕を貸して貰いその腕と一夜を過ごす話)。
さて、映画版はまず短編を2時間の映画にのばした事、また、ドイツという国民性?なのか、不条理サスペンス、老い、生と死、そして個人個人の心理劇などを交えうまく仕上がったと思います。
特に各個人のモノローグや過去の話、それらが引き起こすフェティシズムが巧いと感じました。細かい心理描写の巧さはさすがドイツ映画でしょうか。

少しは外も出てきますが殆ど密室劇であるこの映画で、やはり特筆すべきはその濃密さ。
眠る少女の横で一晩何もしないで過ごす、というのがまず眠れる美女のポイントだと思うのですが、兎に角、眠る少女たちの美しさ。
顔、唇、瞼、膚、腕、腹、背、腰、脚。
これでもかとばかりに美しく映し出される少女たち。
じっくりと、陰影の一つにまで気を付け髪の流れすら計算し尽くされた彼女たちは、御陰様でこの映画R-18になっちゃってますが、素晴しく、本編と言うより“眠る少女”という生きたオブジェだけで一つの絵になっちゃってます。
制作・主演・脚本・監督ヴァディム・グロウナは絶対、変態だろうと!(褒めてます)。
澁澤龍彦に傾倒し、心酔し、少女愛については一言あるこの私がすごいなーって思いましたよ!!

そんで、館のマダム役のアンゲラ・ウィングラーがすごくいい味出してました。
鬼気迫る、というか慈愛と残酷というか…。

恋人同士で見に行ったら別れるか燃え上がるか、リトマス紙のような映画ですな。



で、これっつのもないですが、ジャンプS.Q.。
特にと思ったんですが。空知先生の短編「13」がすごくいい味出してたのと、フジリュー版屍鬼の、とうとう沙子ちゃんが登場なわけですが、これが私の想像してた沙子ちゃんとはずいぶん違いながら沙子ちゃんのキャラデザを見た瞬間、私は藤崎竜という人を尊敬しなおしましたよ。
<ネタバレ>真っ当な人なら尾崎敏夫の道を、少し外れてしまった人なら沙子と共に異形の道を。
そんな前触れを見た気がしました。
後結果を知ってるだけに、フジリュー版夏野に惚れれば惚れるほど、夏野の末路がつらいのです。
</ネタバレ>
空知英秋っちゅうひとは、私が惚れたのが「だんでらいおん」「しろくろ」だったので、またそのテイストが読めたのが凄く嬉しかった。
「しろくろ」で連載してたらこんな長期連載にならなかったでしょうからまあ結果オーライっつ感じですが元は「しろくろ」が連載候補だったというのを聞いて是非にしろくろで連載見たかったなーと思ってました。
ティスタはこれってどーやって進めるんだろ?って思ってたので、今号で、こう来たかー!的なびっくりを味あわせてもらって。楽しみですよ、凄く。
あと、来月は「world4u」が帰ってくるのがすごく楽しみです。
これ、不定期連載にしてくんないかなー。



今日の一曲:APOGEE「the Sniper」
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