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ども、和井です。
もう6月=今年の上半期も終わりなのですね。早!

家人と大げんかしました。私もしんどいんだー!聖人君子じゃないんだー!みたいな。
好きなこと、楽しいことして何が悪い。必要最低限なことはちゃんとしてるんだから。
つか、うちの家族って基本、趣味とかないので私がなんかちまちまやってるのが理解出来ないらしい。仕事が趣味ってやつなのかなあ。
それじゃあいけないと病院で健康診断の際お医者に怒られていま、刺し子をしようとしていますが…まあ、刺し子キットは私が買ってきてあげたものだけど!
奴は猫に慰めて貰ってます。寂しいやつめ。



さて、気を取り直してほんれびゅ。6月は何故か翻訳物ばかり読んでいました。

『ひつじ探偵団』――――レオニー・スヴァン
ひつじ探偵団
アイルランドが舞台だけど、ドイツ小説。
細かい描き込みはドイツらしいなあ。羊に詳しくなれますよ。
緬羊たちの主人が殺されて、ひつじが犯人を捕まえようとする話。
ひつじサイドと人間サイドの話がありますが両方細かくてキャラ立てがすっごく良い。ひつじかわいい。
でも、別にファンタジーでもミステリーでもないんだよね。いちおう、変則的なミステリーではあるのかな?
ひつじのキャラが良いです!苦労人の黒ひつじオテロとひつじたちの頭脳、ミス・メイプル、大食らいのモップルに哲学ひつじのゾラ。
まだまだたくさんいるひつじたちの、理解出来ない人間の行動に悩む様子や、ひつじならではな行動パターン。
ラストはハッピー・エンドなのかな?
すごく和みますが、実は鋭く人間の矛盾をえぐってたり、ぴりっと辛口だったりと多方面に楽しめてすっごくお得です。ひつじが好きな人も好きでない人も是非!

『灯台守の話』――――ジャネット・ウィンターソン
灯台守の話
すごく、すごく感動的で泣きそうになりながら読みました。
どこかメタフィジカル的な面も持ちながら、本当に、素晴しい、これは壮大なラブストーリーだと思います。
父のいないシルバーが母とも死に別れ、灯台守見習いとして灯台守の老人ピューに引き取られる。
「灯台守はお話をしなくてはならない」――ピューはこの町に灯台を造った二人のダークの話を始める。
しかし、何時しか灯台は無人化となり、ピューとシルバーは離ればなれに。
そんな孤児である少女シルバーがどうしようもなく孤児であることを抱えながら生きていく様が200年前のダークの息子ダーク牧師の話と平行しながら語られていきます。
世界の寄り添えない人間である二人、ダークとシルバー。彼≠彼女が選択し生きていく様を見るのはどの時代にもピューがいた、ということ。
「愛してる人には愛してるって言えばいいのさ」と言えるピューの優しさ。
そしてラストの、大人になったシルバーの、「ピュー、愛してる」が余りにも響きました。
ウィンターソン自身、孤児であり、辛い人生を送りながら独学で小説を書き、アウトサイダーであることを容赦なく選ばされてきた人であるからこそここまで優しい物語が書けるのだと。
残りの作品も読みます!!

『アムニジアスコープ』―――スティーヴ・エリクソン
アムニジアスコープ
私小説でありながら私小説ではなく、現実でありながら現実ではない幻のLAを舞台に繰り広げられる物語。
明らかに主人公はエリクソン自身で、友人の作家ヴェンチュラも登場させて居るんですけど、このLAは大震災があった後でリングと呼ばれる炎の輪に寸断されており、タイム・ゾーンという時間がずれる場所があったりする、「夢の中のLA」。
そこでは何ヶ月も雨が降り続いたり雨の後はホテル中に植物が生えたりする。
なんていうか、筋があるようで無い、すごく感覚的な小説なので書きにくいんですけどね。
あと、全体に漂う死の気配と、愛とセックスが同等に語られているところが興味深い。実際そうなんだと思う。
ラストに向かえば向かう程、主人公の妄想が世界を浸食しているのに主人公自身は世界から希薄になっていきます。
カタストロフィとかは全然無いんですけど、かなり好きな分野の小説でした。
頭で読み進めていく感じじゃなくてお腹に収める感じ。
エリクソンの小説は少しづつリンクしているそうなのでとりあえず全部読むこと決定。

『ザ・万歩計』――――万城目学
ザ・万歩計
あれだ、ダルーんてしながら読める感じだ。
マキメさんの初エッセイ集。
ボイルドエッグスに書いてたやつと他の雑誌に書いてたやつの集めたもの。
なんだかしんないけど面白いんだ…。すっげー、おもしろいんだ…。
とりあえず電車とかで読んだら笑っちゃうから家で読むことをお薦めしますよ。
私この本のせいでドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」の出だしの所で「きょーうのばーんごはーんはいったい、何じゃろなー母さーん」と歌う癖が付いちゃったよ…!!!!!



今日の一曲:クロード・ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」
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