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こんばんはー。和井です。

手に汗握って甲子園を観戦していた和井ですが、大阪桐蔭の活躍にはすごいなー、今時の高校生は!ってなもんで。
正に圧倒的。
とりあえず、おめでとう!


では、猛暑で日中殆ど外に出ないで夕方活動している和井の本れびゅです。

『限りなき夏』―――――クリストファー・プリースト
限りなき夏 (未来の文学)
映画にもなった『奇術師』、奇想歴史SF『双生児』、ロマンティックファンタジー?『魔法』で有名なクリストファー・プリーストの初期の短篇集。
全体的に漂うのが戦争の影と寂寥感。でもやっぱりプリーストですから、一筋縄で行くわけがないんです。ひねりがすごい。
私は表題作『限りなき夏』が良かったです。戦時中のイギリスの若い恋人のロマンと謎の未来人の謎の動向がさっぱりわからないまま進行していくのですが終わりも唐突で非常にプリーストらしくていいです。
あと、夢幻群島(ドリーム・アーキペラゴ)連作。何千年にわたって戦争の続く夢幻群島を舞台に様々な人間模様と皮肉さと寂寥が描かれていて好きでした。
プリースト入門編としてもいいかもしれません。



『緑のヴェール』――――ジェフリー・フォード
緑のヴェール
『白い果実』『記憶の書』に続く三部作の完結編。
つか、完結すんの。とか思ってたら、まさかこういう終わりかたですか!?マジデスカ!?
ってなりました。
『記憶の書』のラストでこの作品の基本的な敵役・独裁者ビロウによって開拓地ウィナウに撒かれた眠り病の唯一の特効薬は美薬と呼ばれる強力な麻薬であり、麻薬によって壊れていくウィナウからビロウが息子として育てていた魔物・ミスリックスの手によって“彼の地”と呼ばれる場所へと旅立った元観相官・クレイ。
基本、ミスリックスの案内によるクレイの彼の地での冒険譚と、ミスリックスの現在の状況との話が交互に語られ、クレイの手に汗握る冒険譚が今までのクレイのアレっぷりを思ってドキドキしながら読み進んで…いたら、最後の方でまさかこうなるんですか!ちょっとー!みたいな感じです。
色んな意味ですっげー裏切られた。さすがジェフリー・フォードだわ。
でもなんかイマジネーションがすごい。今までもこのシリーズはすごかったけど…って言うかフォード作品のイマジネーションすごいけど。
ファンタジーとはかくあるべき、みたいな感じです。



『ドゥームズデイ・ブック』――――コニー・ウィリス
ドゥームズデイ・ブック〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)ドゥームズデイ・ブック〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
コニー・ウィリスにハマったんです。
コニー・ウィリスってなんかこう、基本SFなんだけど引き出し多い人ですよね。
タイムトラベルものですが、科学的に考えたら穴だらけで「えー」てなるので、その辺は雰囲気で読んで下さいっていうかアニメでも見るつもりで。
しかし、内容は…すいません。ラストで泣きました。
21世紀のクリスマスに起こるパンデミックと24世紀のヒロインの味わうある意味地獄な物事が交互に語られるシステムなのですが、次々に張り巡らされた伏線が解消される中、ラストで21世紀のクリスマスの鐘と14世紀の葬送の鐘がシンクロするシーンではちょっとヤバイです。あれは。
両方の時間で起こるパンデミックと増える死者、極限の環境の中で人間は何が出来るのか。
そして人のありようともっともうつくしいもの。
そして、ウィリスの作品はみんなそうなんですけどキャラがすっげー立ってるんで兎に角読みやすいし、死ぬと本気で落ち込みます。
『犬は勘定に入れません』を先に読んでいたので、「ああ、こっちを先に読むべきだったなあ」とおもったりしたわけですが。
ちょっと表紙が少女漫画ですが(笑)、名作です。
名作と名高い『航路』も楽しみにしてます。分厚いけど!




今日の一曲:ASIAN KUNG-FU GENERATION「夏の日、残像」
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