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上がりましたよ!っていうか時間かかりすぎですよマジすいません…。
もうすぐ6周年だよ…。
マジでスイマセン…。

で、SS別名「甘えネウロ」完成しましたので納品します。
煮るなり焼くなり好きにしてー!!









大好きな人が逝った。お兄さんのようで、無愛想だけど優しかった。私は彼の事を何も知らなかったと彼の死に遭って初めて知った。
大好きな人が死んだ。変わり者で偏屈ででも彼はその天才頭脳を発揮し続け、娘を追い込んだことを人のせいにしないで全てを抱え込んで逝った。
大好きな人が死んだ。みんな死んでいく。


耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない耐えられない


私は耐えられなかった。全てが最初から無ければ。知らなければ。こんな事には。
ネウロはそんな人間は嫌いだ。拒絶されるのは当たり前だ。
でも、アヤさんに励まされて、みんなの事を知って、戻ってこなくては。ただそれだけが。私を動かして、戻ってきてネウロは受けいれてくれた。
いや、キッツいビンタはされたけど。
これだけで充分だったんだろう。拒絶される前までは目を逸らしていた。そして拒絶されてはっきりした。
だから見えた。ずっと前から判っていたこと。


私はネウロの傍で見続けなければ。見つめるだけじゃない。
ネウロの傍に居なければ、ってなぜだか判らないけど強く思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネウロには言えないな。ビンタで済むかどうか。
私は知ってしまっているから。魔人で異分子であるネウロを、異分子で怪物であるネウロを、私は、大好きだ。
ネウロに人間は理解できない。私(人間)にネウロは理解できない。
近しい人を殺された怒りより、シックスへの憎しみより、私は、ネウロを、





「・・・・・・奴隷。何をぼんやりしている」
「アイタタタタタッッッ!!!いきなり髪を掴むなーー!」
「大した頭でもないだろうこのミジンコ。ミジンコの頭に生えている繊毛などどうしたところでかまわん」
「髪ですらない!?」
「我が輩がこうやって呼んでやっているというのにコンマ5秒中に答えぬとは失態だな。
そこで少し逆さ吊りにしておこう。いや、しかしこの前買った危ない玩具も捨てがたいな・・・」
「考えなくていい!いいから!」
「何を言う、お前のためにネット通販で買った玩具の数々を無駄になどできん。ヤコは我が輩の愛情が理解できんのか」
「したくないし!・・・・・・・・・大体何の用なの?」
ふむ、と長身の魔人は矢鱈に長い足を組み替え、先ほどまでトロイに向かっていた椅子をくるりと回転させた。
長い手を伸ばす。

「ヤコ。こちらへ来い」




何故だか私はネウロの膝の上にいる。
ネウロは長身で体が大きくて、私はそこからどう見てもお子様体型だから無理はないけど・・・。これはいったい何の拷問の前触れだろうか。
ネウロは私を抱きしめたまま私の首に顔を埋め、匂いを嗅ぐ動物の様に鼻をすり寄せてくる。
これは・・・・・・・かなり危ない状況な気もするんですが。いろんな意味で。

「ヤコ」

囁く様な小さな声が耳を掠める。
思わず鳥肌が立つ。こいつの声はエロいんだよ!

「どこにもいくな。ヤコ」
小さく、しかし絶対の命令を持ってネウロは命じる。誰とは決まり切っている。私に向かって。
「しぬな。ヤコ」
すり、と頬を寄せられる。掠める様に唇が少し触れた。
「いいにおいがするな、ヤコ。てっきりゴミ臭い食料の匂いでも付着させていると思ったのに」
くく、と小さく嗤ってきゅう、と抱きしめる力を込められる。

「あの男は」
ネウロはゆっくりと息を吸い込んだ。
「我が輩を最大限に侮辱し、食事の邪魔をし、我が輩の駒を破壊した」
「我が輩を敵に回すとはどういう事なのか。血族とか言う矮小なる人間に思い知らせてそしてその身に叩き込み、屈服させてやらねばならない」
気持ちがいいほどのドS発言。
ああ~、いつものネウロだ・・・。
「ヤコを泣かせていいのは我が輩だけだ。ヤコを調教しヤコを屈服させるのも、ヤコに血を流させるのも全ては我が輩にのみ許されたことだ」
最早突っ込みようがないので黙って目を閉じ、溜息をついた。



どれくらいそうしていただろうか。
「・・・・・・・・・ネウロ~。いい加減疲れたよ、下ろして~」
がっちりホールド状態のネウロの腕をぺちぺちと叩く。
反応なし。
まさか寝てるのか、と慌てて魔人の顔を覗き込むとしっかり目は開いていてあの闇の底を覘いた様な暗緑色とかち合った。
「・・・・・・・ネウロ?」

「ヤコは寸胴でドラム缶で幼児体型で大食いの癖にどこもかしこも柔らかくてきもちがいいな」
「二言以上確実に多い!!」
「よし、命令だ。今夜はこのまま1ミクロンたりと動かずに我が輩の抱き枕になれ。動くと自動的にトラバサミ」
「いつ仕掛けた!!ていうかムリ!結構地味にきついよこの体勢―!!」
「脆弱な・・・仕方がない。交換条件次第で離してやってもいい」
そのひとことでとっさに身構える私。
何故ならネウロは基本的に無理難題しか言わないドSだからで、私はすぐに反論しようとしたが間に合わなかった。

「離して欲しければヤコ、約束しろ。ヤコはいつどんな時でもどんな状態であろうと絶対に我が輩の傍から離れるな」

魔人の要求の中では一番不可解で一番素直なものだった。
答えなど決まっている。

「当たり前でしょ!離して欲しくても離してやらないんだからね!!!」




そして、私たちは決戦へと向かうのだ。




今日の一曲:100s「この荒野に花束を」
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