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こんばんは、和井です。
ぐずぐず天気であたまがいたいですー。

アカデミー賞短編アニメ部門で私も大好きな「或る旅人の日記」でもお馴染みの加藤久仁生監督が受賞!!超嬉しいです。
あの世界、大好きなんです。
或る~も今回受賞のつみきのいえもDVD出てるんで是非是非!あのふしぎで静謐な世界観、色鉛筆のようなトーンの色。
大好きです。



先月お休みしたので今月は今週も本れびゅしたいと思います。今回はすべて短篇集ですよー。


『象られた力』―――――飛浩隆
象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
廃園の天使シリーズでお馴染み飛先生の短篇集。
なんというか・・・・もうSFとしての枠すら超えてますね。読んでると視覚・聴覚・触覚・嗅覚に訴えてくるんだもん。
濃厚な官能性。こんな凄いもの書いちゃえる人なんだから寡作でも仕方ないって思う。
発想自体凄くて、滅びと人のエグさがはまっちゃって仕方ない。
沙村先生のあの絵が小説になった感じを抱きました。
中の「夜と泥の」と「象られた力」は同じ惑星開発公社のある世界を元にしてるんですが両方とも惑星=世界の生れと滅びを描いてて、この世界観は凄すぎるので是非続編読みたいです。
特に「象られた力」の視覚イメージは凄すぎた。
クラックラします。



『ナイフ投げ師』―――――スティーブン・ミルハウザー
ナイフ投げ師
なかなか読めて無くてやっと読めました。ミルハウザーの最新短篇集。
飛先生が外見の官能の描ききったのならミルハウザーは内面の官能だと思う。
自動人形や一世界丸ごと作っちゃうような建物や遊園地や謎のカリスマを持つ見せ物ってのはミルハウザーの得意のモチーフですけど、この中に迷い込むとある意味出るのがイヤになる所があります。
『私たちの町の地下室の下』と『夜の姉妹団』は一つのコミュニティのなかでの齟齬と不安感を描いていて分かっているつもりのことが分からないから恐ろしいっていうのは凄く人間の原始的な感情だと思います。
ミルハウザー中毒はまだまだ続きそうです。


『マーブル・アーチの風』―――――コニー・ウィリス
マーブル・アーチの風(プラチナ・ファンタジイ) (プラチナ・ファンタジィ)
日本限定もののウィリス短篇集。
いやー、笑えるウィリスと泣けるウィリスのいいとこ取りって感じですね。
しかし良くこんだけキャラの引き出しがあるなーって思います(笑)。
表題作である「マーブル・アーチの風」の地下鉄に封印されて”風”として吹く得体の知れない人間の、土地の記憶・感情の流れはすっごく怖くて優しくて良かったんですが、私が好きだったのは「インサイダー疑惑」。
これは…超常現象のトリックを暴く商売をしている男女2人組が直面しちゃった或る人物…の中の人物…っていうか…。
読んで下さいとしか言えない。兎に角問題なく面白いので。
ドラマ「トリック」を更にひねったような感じがたまらん。
ウィリス特有の二転三転するストーリーとびっくりするようなオチは少し控えめですけどやっぱ面白DEATH。
クリスマス・ストーリーが二つも入ってるからクリスマス時期に読むのにいいかも。




今日の一曲:APOGEE「ゴースト・ソング」
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