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こんばんは、和井です。

涼しいです。気持ちいいです。
先日丸裸になったライラック、芽吹いてました。これで来年春になったら復活するな!

さてさて、秋は家で読むのもいいですが、本を持って外を歩き、公園で読んだりカフェで読んだり、私は自転車大好きさんなのでそのまま梅田とか中津に行ってカフェで本読むのもいいです。
自転車乗りには大変いい季節です。
本、重いけどな!!wwwww
町歩きも出来そうなオシャレなボディバッグ探し中なのですが、なかなかないですねえ・・・・。
いいのはかるーく1万円オーバーだし・・・・・。


さてさて、そんな秋のほんれびゅですよ。

「あなたのための物語」――――――長谷敏司
あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
「円環少女」などのラノベで有名な長谷さんのハヤカワデビュー。
ラノベの人だし、って思ってたんですが、人間とは何か、死とは何かをすっごいガッツリ書ききった素晴らしいSFでした。
もともとが背景や設定やガジェットを書き込むタイプの人なので凄く読みやすくて破綻がない。
その分、冒頭で主人公は死を免れない事、何も変わらない事を予告されながらも読み続け、人工知能やAI、脳への直接的な人格書き込みなどを細かく細かく書き込みながらも結局はそれを合わせ鏡にして人間を描ききったのは凄いと思う。

ある天才科学者にしてプログラマーのサマンサは成功のさなか、34歳にして発病、寿命が残り少ない事を告げられる。
静養のため職場にも居られなくなる状態の彼女は最後の開発していた”物語を作る”AI、「wanna be」共に最後の時を過ごす。

天才で美人で人付き合いの苦手なサマンサは迫る死への恐怖の中、本当の意味で家族や友人、部下やAIとの真っ向勝負でつきあって行かなきゃ行けなくなるのですが。
凄まじく重たいのですが、後味の悪さはなくて、次第に人間性を確立していくwanna beとサマンサの関係性の変化や静かに過去との決着をつけて死んでいくサマンサが波紋のように広がる作品でした。

これはすげーSFですよ。ベストワンにあげてもいいくらい。
とにかく全く手を抜いていません。理論や作中で使われるテクノロジーもあと30年くらいしたら本当にあるかも、ってくらいです。
「マルドゥック・スクランブル」の時もこれぐらいの衝撃をいただきましたが、でも内容的にはマジで真逆なので甲乙つけられないですが。
いやはや、凄い小説でした。
・・・・・・・・・・あ、でも鬱度が半端でないので心が元気な時に読むのをおすすめいたしまする・・・・・・・・。


「グアルディア」――――――仁木稔
グアルディア (SFシリーズ・Jコレクション)
恐らく核戦争後の南米を舞台にした遠未来SF。
割とありがちな感じですが、なんかSFというよりSFを元にした男女の愛憎劇って感じが強くて私はそこが良かったのですフフフ(えー)。
なんかもともとラノベ書いてた長谷さんよかこれがデビューの仁木さんの方がラノベっぽかった。
仁木さんも書いている通り4人の男女についての~って感じなんですが、(その中の二人は少年と少女だけど)テクノロジーがどうのってより女子組のカルラとアンヘルのあまりの報われなさとカルラの懐の深さの方が気になりましたよ~wwww
私としてはJDとカルラの父娘にして兄妹にして永遠の伴侶な年の差カップルが凄いツボだったのでその辺をもっと書き込んで欲しかったですな・・・・・・・。
死んだのかと思ってたらなんとか全員生きてるっぽいので続編希望です。


「レベッカ」―――――ダフネ・デュ・モーリア
レベッカ〈上〉 (新潮文庫)レベッカ〈下〉 (新潮文庫)
「鳥」で有名なヒッチコック作品の原作者。
で、新訳だそうなのですが、皆さん訳がひどすぎると仰られ。
まー、ゴシックロマンスサスペンスなんで多少読みにくいくらいの方がいいと言えばいい。
私的には物凄く良くできた2時間ドラマ的な感じで悪くはなかったですが・・・・・・・。
借りて読んだので損な感はなし。是非とも旧訳を手に入れたいですね。
さて、話を元に戻しますと、大金持ちに見初められたシンデレラ・ガールな”私”が夫の亡き先妻・レベッカの影につきまとわれ始め、やがてレベッカの死と、屋敷の秘密について・・・・・。
みたいな感じです。
映画とはずいぶん違いますが、やっぱりこういうゴシック系のミステリーはいいです。
ヒッチコック作品好きなら読むべきですね!
あんまりジェットコースターな展開ではないのにドキドキしてすっげー怖かったです。
最後まで登場せず、人伝てにしか語られないレベッカの存在が心底怖かったです。
マンダレー屋敷の中の細かい描写とか、ドレスとかがここまで怖いのは女性ならでは、ですねー。
男性作者だと夕飯の献立メモ一つでこんだけ怖くはなんないと思います。



今日の一曲:monobright「20th Century Lover's Orchestra」
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