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こんばんは、いつも若い衆を連れているすっげーコワモテの近所のおっさんが実は警察官だったと知って驚愕してる和井です(えー)。
犬好きのいいひとなんですけどね!連れてる若い衆は若い警察官でした。面倒見が良かったみたい。
コワモテにはコワモテという警察の戦略なのでしょうか。


11月も最後の土日だというのに、土曜日の朝、起きたら喘息のちょっと酷いのになっていて大人しく寝てなきゃいけなくなって非常に暇な思いをしました。
動くと咳が出て苦しいのだけど、黙ってる分には大丈夫なんだもの。

夜になると喘息が悪化するので薬飲んで吸入して真夜中ずうっとゲームやってました。
斬って斬って斬りまくるやつ。
酸欠で朦朧としながら斬ってました(笑)。



では、ほんれびゅー。

『プリンセス・トヨトミ』―――――万城目学
プリンセス・トヨトミ
大阪!大阪!『鹿男あをによし』『鴨川ホルモー』で奈良と京都を描いた万城目さんの、満を持しての大阪!
大阪にはそんな深い秘密が・・・・・・・・・・・・という話です。
ジャンル分けるなら、セカイ系ファンタジー歴史ロマンの父と子の物語、って感じでしょうか。
中央から派遣された会計検査官が見た大阪の秘密と知らないででもそれを守り続ける覚悟をした少年(少女?)の物語。
荒唐無稽さ、やっちゃった感も設定やディティールの細かさでちゃんとカバーされてます。キャラクターのおもしろさは勿論、細かな仕込みが面白い。
それに、舞台となる空堀や大阪城周辺は私の生活範囲なもんで、かなり細かく取材したんやろうなあという細かさがよく解って且つ楽しかった!!そんで建築好きの私は辰野建築のネタが仕込まれてたり、凄くその辺も面白かった。

なんつうか、タイトルで解るとおり、大阪vs中央というか非体制vs体制の構図なのですがそれだけじゃない、父と子のつながりと家族の物語がよっくかかれてて良かったです。
主人公二人の名前が松平と真田なのでそこら辺からして面白いです。大阪側には豊臣側の名前が使われてて、中央から来た検査官には徳川の名前がつかわれてます。探し出すのも楽しいです。

でも、この物語の渦中にいる人間達は女の子になりたい男の子だったり、自分の信念を認めてもらえない検査官だったりというニュートラルな立場にいる人達。だからこそ戦うのではない、のらりくらりとかわしていっていつのまにか相手のふところに居座ってしまう独特の交渉が成立しちゃう。
この話は真田親子の物語であり、父から子への絆の物語であり、そんでもって、血を流さない戦い方の話であると思います。

大阪人として特筆したいのが大阪の人間にとって、太閤さん(豊臣)が他の武将や大名とは全く違う扱い・認識である事と、大阪はほぼ商人と町人で構成された自由貿易都市であったが為にとにかくお侍さんやお国を軽んじてるって点です。故に太閤さんも隣のおっちゃん的感覚であり、あんまりえらい人だと思われてませんwwwwwその辺を頭に置いて読んで貰うと余計面白いですよ~。

そうそう、この話読んでて思い出したのですが、実は真田幸村、大阪には六文銭がマークの神社や小学校があるくらいの有名ヒーローっす。多分そこから主人公親子は取られたんでしょうが。
真田幸村の子孫は伊達政宗にかくまわれて東北に逃げたんで子孫は大阪にいないのですが、真田幸村最期の地には立派な記念碑がたってます。

しかしこの物語に書かれてるような大阪気質も最近ではだいぶ無くなって来ちゃってます。寂しいですね・・・・。



『宵山万華鏡』―――――森見登美彦
宵山万華鏡
大阪から飛んで京都!
いや、これ買ったよ!ってブログに書いてそのまんまレビュー忘れてたな、って・・・・・・。

すっごく、すっごく面白かったです!
きつねのはなしテイストの幻想話あり、森見テイストのどたばたギャグあり・・・・・・。
実は私は北にねぶた祭ありと聞けば駆けつけて騒ぎ、南にだんじり祭ありと聞けば駆けつけて露店巡りをする程の祭り好きな訳でございますが、何故か宵山には行った事ないんですよねえ。
いや、人混み苦手・暑いの苦手ってものあるのですが、祭りのためなら万難排す私が人混みや暑さ程度で行ってないってのはめずらし、って自分で思った。
宵山にまつわる連作集なのですが、嘘が真になり、少女は金魚になり、金魚は空を舞う。
正に万華鏡の名にふさわしく、語る視点を次々替えながらもくるりくるりと回って元に戻る
この宵山を巡る異空間は凄く好みでした。
宵山という限定された時間と空間だけで起こる一夜の物語。しかし、ある者にとっては永遠の一夜であるという・・・・。

私が祭り好きなのはそういえば騒ぐ事より、日常空間が異空間になって次の日には元に戻る、その瞬間が好きなのだったな、と。
この作品はほんと、その一瞬にめぐるあやかしをとらえてて凄くいいなあ、と。
でもやっぱり森見作品なので他の作品で出てきた人間やらキーワードやら、出てきます。これ探すのも、毎回楽しいんだよなあ。
でも森見ワールドは回を重ねるごとに凄みを増すなあ。巧さが増すというか。

これ読んで、来年こそ宵山に行かねばと思うと共にもしかしたら死ぬまで行かないような気もしてしまいました。
とりあえず、宵山で赤い浴衣の女の子達を見かけてもうっかり追いかけて行かないように気をつけましょうね。



『漆の実のみのる国』―――――藤沢周平
漆の実のみのる国〈上〉 (文春文庫)漆の実のみのる国〈下〉 (文春文庫)
今度は一気に米沢まで飛びます!
私は藤沢周平大好きで、そんでもって施政者として上杉鷹山をとても尊敬してるのですが、むかーし読んでそのままであったのを某大河を見て思い出して、発掘、久々に読んで藤沢周平の巧みさと上杉鷹山の生涯の凄さを思ったわけです。
若い頃読むより少し年とって読むとまた違う小説の筆頭ですなあ。
ちなみにこれ、プロジェクトX的な、その時歴史が動いた的なかんじで読むと肩すかしですwwww
でも一人の人間と一つの藩の史実の物語としては本当に、秀逸。
現在の日本という国家に照らし合わせてみても全く見劣りしないどころか今必要な事、を突きつけられているようで人間の変わらなさをつくづくかみ締めました。

それにしても惜しまれるのはこれ、未完なんですねえ。完結してほしかった・・・・・・。
人となりとなどを知りたい時は他にも沢山本出てるんでそっちを読んだらいいと思うのですが、藤沢周平の最後の作品として読むと余計に感慨深いです。

歴史好き・時事ニュースマニアなママ上様に聞くまで知らなかったんですが、かの有名な「生せば生る 成さねば生らぬ 何事も 生らぬは人の 生さぬ生けり」は中国の『尚書』から取ったもので、最初に日本で使ったのは武田信玄だったのとのこと。へぇ~ってなったので思わず追記。
武田信玄って中国の有名な言葉引用するの好きだよねえ・・・・・・wwwww



今日の一曲:中村一義「永遠なるもの」
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