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どもですよ、和井です。

やっとアニメ刀語の一話見たんですが、なんか新房監督って偉かったんだぁ・・・・・・ってしみじみ思いました。
何故なら!!
登場人物すっげー早口。
否マジ、これやった声優さん達えらいわ。凄いわ。
西尾維新の作品は基本、変な登場人物が変な会話しながら話を広げて行く形式なので、会話取ったらなんも残らんのですよね。
で、刀語は剣戟アクションな訳です。
アクションにどうやってあの独特の会話を入れていくか、考えに考えた結果が凄まじい早口で台詞なんでしょうけど・・・・。
化物語では思いっきり会話だけのパートとアクションパートをネタを入れつつガッツリ分けてしまうことによって(そして敢えて背景や舞台を非現実的にして空間“劇”にしてしまうことによって飽きさせず)緩急をつけて見やすく、且つ聴きやすくしていた訳ですが、誰もがあんな力業が出来る訳ではなく・・・・・・。

あ、でもちゃんと面白かったんで次また見ます。



『動物園-世界の終わる場所』――――――マイケル・ヴェンチュラ
動物園―世界の終る場所
私はスティーヴ・エリクソンがとても好きで、エリクソンの小説によくヴェンチュラという登場人物が出てきたりプライベートでも仲が良いらしく、この本でもエリクソンが序文を書いてます。
(エリクソンはヴェンチュラの変人ぶりをアッピールしてましたがアンタも充分変よ!!(笑))。
とある妻と別居中の中年の外科医と変わり者の若い娘のラブストーリーなのか、思索なのか、それとも崩壊した家族の話なのか・・・・・。
まあ、すべてであるのでしょう。
モノがモノなので結構どろどろしてますが、基本は動物園の中で起こる不思議な出来事とその周辺です。
妻と共に別居中の息子の一言で動物園へ行き、虎が話しかけてくる(ような気がした)主人公はそのまま、何度も何度も動物園へ足を運びます。
動物園で動物たちを見ながら自分の生活、自分の過去、自分の現在に向き合うのです。
動物園で変わり者の娘リーに出会い、少しづつ二人は話をするようになります。
この主人公の思索が非常に面白いんですよ。
ベトナムにも行って、そこそこの暮らししてて、でも今の自分が判らない。それを救うのは動物園というか、虎の声だったりするのです。
現実か非現実かは基本どうでも良くて、最終的に何も変わりはしないのですが・・・・・・・。
エリクソン好きにはおすすめです。


『聖家族』―――――古川日出男
聖家族
東北の歴史、東北の家族、東北の兄妹。
基本、この本で語られるのは東北。
私は母上から東北出身者なのですうっと入りやすかったですが、癖の強い古川節&東北弁は・・・・・、慣れない人にはきつかろう・・・・・・。
そしてこの本めっちゃ分厚いです。読んでる間中腕めっちゃ鍛えられました(笑)。
でも長いな、とか飽きてきたな、とか思わなかった。凄まじく文字に溺れた。世界に溺れた。東北弁に溺れた。
東北の歴史と虚史、しかしそれを語るのは幾人もの”家族”。女の歴史、男の歴史、戦いの歴史、忍びの歴史、弾圧の歴史。そして家族ときょうだいの歴史。
これらを虚実合い混ぜ、恐ろしい大河小説にしてしまった。
もともとはバラバラに雑誌やwebで発表されたものを一冊にまとめたらしいです。
私は以前これほど江戸が語られているのに何故大阪が語られないのか不思議に思って大阪の歴史をつづったものを結構漁って、読んで日本の中での大坂の必要性と特異性を知って非常に面白かったのですが、東北六県の歴史も全然知らないことに気が付きました。東北の親戚に電話していろいろ聞けて面白かったです。
しかしこの本、本当のこともガッツリ描いてますが勿論嘘もまことしやかにガッツリ書いてますので鵜呑みにはしちゃダメですよ(笑)。
この本に出てくる大まかな舞台となる津軽、白石市、大潟村、郡山市には全部行ったことがあるのが良かったかな。
何故なら親戚が住んでいるのだ~。
(つか、うっとこの親戚って昔の家なもんで青森・秋田・福島・東京・福井・宮崎と全国に散らばっとりますがな)
しっかしこれは読むのも体力いるけど、書いてる方は大変だったろうなあ・・・・・・。


『パイド・パイパー』――――――ネビル・シュート
パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)
りょくさんと本の話してて、りょくさん経由で燕。さんのおすすめ本を聞いて、「そういえばネビル・シュートは『渚にて』が名作やったなあ・・・・・」と思って家を探したらあったんだな(笑)。
ドイツの侵攻が深まるWW2のなか、とある事情でフランスへ休暇に出ていた老弁護士が戦争が酷くなり、帰る途中で二人の子供を託されます。
接収されて電車も走らない。バスは機銃掃射で動かない。途中から子供達の手を引いて老人は歩いて帰ることになります。そして次々増える道行きの子供達・・・・・・・。
私はじじばばっこであったので初っぱなから彼の行動で泣かされました。
しかし、初っぱなから物語が始まるのではなく、問わず語りに行きつけのクラブで行き会った人間に話して聞かせるというのはいかにもイギリス人らしい仕上がり。
あともう一つ。多分昔のイギリス男性なので子育てとか、したこと無いんでしょうね。
この道行きの大きな障害はドイツ兵と老体と幼い子供達なんですが、子供ってね、どんなに小さくても自分の役目とか分かってるんですよね、結構。
だから、5歳と8歳でここまで訳の分からないことはないです。
どちらかというと子供は自分の役目をやりきろうとして、特に命がかかってる場合は、やり過ぎで心を壊してしまうことが多いのです。
ラストは彼も子供達ももうどうなるか分からない曖昧さでしたが(特にナチに目の前で親を殺された子供などは・・・)希望を祈らずにはいられませんでした。


今日の一曲:アントニオ・ヴィヴァルディ「四季」
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