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こんばんは、和井です。

今日は日中はクソ暑く且つ黄砂がぶいぶいいわしてて、夜になったら外は暴風雨という和井の体調にとってはサイアクのコンディションでした。
某梅田駅前ホテルのチョコレートファウンテンに行ったりしながら美術館も行こうと思ったけどあまりの人の多さに断念、結局禁断の地――大型書店巡りして帰ってきましたよ!
なんか久々に散在した。化粧品買わなきゃいけなかったのにwwwww


さてさて、書いたと思って書いてなかった、ほんれびゅです。ごめんなさい。



『リヴァトン館』――――――ケイト・モートン
リヴァトン館
森薫先生の帯に惹かれて買ったイギリス版メイドは見た!物語。
いやしかし、この書き込みの細かさ、情景描写の細かさ・・・・・・・凄いですよ。
メイド好き、19世紀~20世紀のイギリスが好きな人は必見!!
WW1が近づく不穏なイングランドの古い屋敷。
そこに住む貴族の古い血筋を持つ美しい姉妹。しかしその姉妹は結局悲劇的な最後を迎える。
姉妹に何があったのか?
その姉妹に仕えたメイドが死の間際、時代を、事件を振り返る・・・・・・・。

いやいや、とにかく細かい!情景も人間観察も凄いです。
素晴らしい、完成された世界だからこそ、終わりがくる。そんな時代を書ききってます。
そんで、ミステリとしても秀逸。
そこここにちりばめられた伏線の回収の仕方が見事。

館のたった一人の生き残りのメイドが振り返る、現在と過去が交錯する世界は悲しくも愛しい。
美しい姉妹達の破滅と彼女たちに仕えたメイドの紡ぐ未来が交互に描かれていく。

しかし・・・・・・・最後の最後に語られる真相は・・・・・・・あまりにも悲しいです・・・・・・・。


『ソフィー』――――ガイ・バート
ソフィー (創元推理文庫)
同じく古き良きイギリスを舞台にしたとある姉弟の物語。
優しい思い出の筈なのに読み進めば進むほど真実はなんなのか、ソフィーとは誰なのか、分からなくなる物語。
まるで確りとした地面だと思ってたっていた場所が実は浮島であったかのように・・・・・。
これほど素晴らしいミステリーが復刊されたのは実に喜ばしいです。

最初のプロローグでは既に不穏な雰囲気ながら、最初は弟が語る幼い姉弟の日常から始まる。
しかし、おかしい面が出てくる。
何故、姉弟達の母親は子供達を遠ざけるのか?父親は?そして、姉・ソフィーは何をしようとしていたのか?

ラストで大人になった弟と姉の対決が書かれますが、コレが驚愕の真実。本気で怖い。
確りとした落ちを書いていないのですが、深読みすれば幾らでも出来る、名作だと思います。


『廃墟建築士』――――三崎亜記
廃墟建築士
最初から三崎テイスト全開の、<奇妙が日常の不条理世界>が描かれます。
短編集なので読みやすいです。
ファンタジーなのに、生きている人たちは確固としてそれを普通として生きてるんですよね。
主人公達が凄い身近で、共感できるのに起こってることはファンタジー、っつう。
不条理の中で主人公だけがそれを認識している『となり町戦争』も良かったですけど、こういうのも好き。
私は表題作『廃墟建築士』と『蔵守』が好きでした。
この作品群は結構日常とか現実世界のメタファーとかを含んでて、それが今までの三崎亜記とちがうなあ、と。
説明の付かない不条理世界に身を浸せる人は問答無用で好きだと思います。
あと、とにかく装丁が素敵!これは手元に置きたくなるわあ。

読ませられる、より魅せられる、に近い作家さんだと思います。


今日の一曲:スピッツ「ロビンソン」
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